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コロナ禍の婚活最前線 「結婚はまだまだ」と考えていた層が相談所に入会する背景は〜その2(AERA)

「コロナ禍で外出する機会が減り、『家族がほしい』『恋人がほしい』という気持ちが募り、婚活アプリを使う人が増えました。しかし、婚活アプリは会うまでに自分でメッセージのやりとりをしなければならず手間がかかる上、『プロフィルの内容と実際に食い違いがあった』などの理由で思うように成果を上げられなかった人たちが少なからずいます。婚活アプリによる“ならし婚活”を経て、本格的に婚活しようと結婚相談所に流れ込んできたのではないかと見ています」

■仕事に意義感じず

植草さんがコロナ禍で顕著な変化を感じていることの一つに、20代の女性会員の増加があるという。

 コロナ前なら「結婚はまだまだ」と考えていた層だ。前述したIBJにおいても、18年と比較すると、21年は20代の入会が5割も増加した。

 特に、冒頭に登場した女性のような難関資格を持つ女性は、20代は仕事に打ち込み、30歳を過ぎた頃にようやく結婚を考え始めるケースがかつては主流だったという。

 植草さんは、こう考察する。

「就職してすぐにリモートワークに突入し、仕事の意義が感じられない、愛社精神が生まれない、出会いがないという状況に陥り、『転職したい』という感覚で『結婚したい』と思い立ったのではないか。まだ社会的に未熟で、仕事に対しても結婚に対しても明確な希望や目標を持っているわけではなさそうだ」

(ライター・安楽由紀子)

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